Purple Harp

創作や日常に関する雑記

ドブ色センスを救うイラスト仕上げ補正

定期的に、Twitterとか支部よりブログの方が我が家のように落ち着ける、ということを思い出します。ブログ大好き!!自分の文章読むと「わかる~」ってなる!(当たり前だ)

Twitterも楽しいんですけど、本垢=同人垢という位置づけなので、同人とジャンル以外のことを喋るのは憚られる…。自分が同人者として振る舞うことを自分に期待してしまってるので、イラストとか漫画の進捗を出せずにダラダラと呟いてると、自分の文章読んでも「わかる~」ってならず、テンションは下がり、負のスパイラルに落ちます。TLにはザカザカと進捗を生み出す猛者たちがウヨウヨしているしな。怖い。

基本的に陽気な豆腐メンタルなので、テンションが低空飛行することはよくあります。ただでさえ色センスがドブのようなのに、テンションまで下げてどうするんだ…!進捗なんて出やしない。

私の色センスがドブっていう話

私はイラストを描くのが苦手です。特にデジタルの色塗りに至っては壊滅的です。

まあ絵描きが「私絵描くの苦手です」とか言ってたら私はぶん殴りたくなりますけど、そうじゃなくて、いやもう見て下さい本当に駄目なんです。

f:id:purpleharp7:20190608001637j:plain

2007年に描いたモツ

2007年頃に描いたモーツァルト君です。すごく…ドブ色です。

モーツァルトなんて取り敢えず赤の服着せとけば華やかになるのになんでドブ色の服着せたの?背景赤系にしたから色被りするのを避けようとしてそんなことしたの?ならなんで背景を鈍い赤にしたの?本当にアホ。ちなみにDELETER COMICART CG illustっていうイニシエのソフトで描きました。SAIより古いやつ。

色センスって確実に先天的なものがあると思うんですよね。どうやったらオシャレな色が選べるのか全然分からない。「この人は金髪!赤い服!インナーは赤じゃない別の色!→(迷走の始まり)→気づいたらなんかダサい」とか。

ビビッドな選ぶとハチャメチャ大事故が起こるから、それを避けようと彩度の低い色を選んで、一人静かに沼に沈むような色合いになったりとか。

サリモツが赤青芸人コンビみたいになる

それから、「この色は使いやすい」ってなったらその色しか使えなくなるんですよ。だってカラーピッカーから色選んだら事故るからね。

我が家はモーツァルトが金髪赤服で、サリエリが茶髪青服なんですけど、これを並べると色選びの拙さが相まって「芸人コンビかな?」みたいになります。まあ、広義の芸人ではあるかもしれないが。サリモツ本の1巻もなんか「赤!青!」みたいな色合いになったし。辛い。

そんなこんなで、色センスの無さには常に苦しんできました。同人誌表紙を描きたくないから中身を分厚くしてると言っても過言ではありません。コミティアのイラストサークルの島に行くと素晴らしい色センスに灼かれて死にます。

スクリーンと焼き込みと除算

そんな中、Twitterでこんな話を聞いたんです。

「色レイヤーを2枚スクリーンで重ねると、色がまとまる」
(いいねしたと思ったのに元ツイートが分からなくなった。世紀末的ミス。)

え、そんなんでいいの?
半信半疑でやってみたのですが、今まで知らなかったことを後悔しました。

その技を知ってからの落書き↓

f:id:purpleharp7:20190607153345j:plain

『愛、愛、愛、それこそが天才の魂なのです』

なんか…二人が少し垢抜けた気がする…??かわいい!
まあ私、2007年のドブ色モツ君描いたときも、「進歩したなぁ!」って思ってたけど!!!!一応ポジティブだから!!!

ちなみに画像補正部分はこんなレイヤー構造。

f:id:purpleharp7:20190608002020p:plain

フィルタ部分のレイヤー構造

f:id:purpleharp7:20190608002330j:plain

フィルタかけてない時と比較

こうやって比較してみると、フィルタの有無ってさりげないけど重要ですね。

今までは、元画像をぼかしてオーバーレイ(グロー効果?みたいなの)とかグラデーションをオーバーレイすることしかしてませんでした。オーバーレイだけが友達でした。
今回は、元画像に色レイヤーを『カラー』モードで合成して、その結合レイヤーをスクリーンで重ねました。

髪の毛の暗い色は焼き込み(リニア)です。今まで乗算ばっかり使っていたんだけど。

それから、服のハイライトやキラキラマークを『除算』モードで塗りました!!除算!!!今までフォロワーさんが使ってるなーってボンヤリ思ってたんですけど、この除算こそがドブ色センスの救世主だった…!!!!

下品じゃない範囲で、色を鮮やかに明るくしてくれます。『除算』というだけあって、塗った色を引き算するイメージなので、赤で塗ったら明るい緑に、紫で塗ったら明るい黄色になったりします。とにかく、新しい発見があるので使ってみてほしい…。

 

おわり