サリモツ原稿中&おバズり申し上げ事変
こんにちは、つぁーこです。
前回の記事を書いてから、8月に夏コミに参加してバロック本を出し、
突発で立ち上がったアンソロジーに参加することになってアンソロ原稿を書き、
遠回りしてようやくサリモツ本2巻の原稿に取り組んでいます。
サリモツ本は続き物ということもあり、
続きが読みたいというお声を頂くこともあるのですが、
お待たせしてしまってすみません。
3月のJ庭で出したいと考えていますので、応援頂ければ嬉しいです!
かなりスケジュールきつきつなので、もしかしたら5月になってしまうかも…。
がんばります。
アンソロのお話を少しします。
8~9月に描いていた原稿は、高校の同級生たちと突発で立ち上がったアンソロ企画のための原稿です。高校の同級生たちとは、10年前に「大学受験前にアンソロ出そうぜ」と盛り上がって本を書いた経緯があるのですが、10年ぶりに第二弾を出そうと思い至り、本を出す運びとなりました。ちなみに母に「高3の時に実は(受験勉強そっちのけで)漫画描いてた」と言ったら、「当時知ってたら憤死してた」って言われました。草。
企画当初からイカれたパワーワードを錬成しまくる友人たちでしたが、脱稿前(=PMに原稿を送付する前)は特に怨嗟の言葉が飛び交い(大体トマートゥの人のせい)、それを奥付けとしてまとめて呟いたらバズりました。
高校の友人たちとアンソロ作ってて、締め切りまであと24時間なんだけど、阿鼻叫喚過ぎてめちゃ面白い。奥付を発言集にした pic.twitter.com/Qzp9LxNkJx
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 10, 2018
こちら、鉄壁の理性でエロさを抑えた"エロ担当"による大変可愛らしい表紙となっております。題字を担当したのは、ダサさの追求に余念のない"永遠のロリ"です。
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 11, 2018
告知サイトに掲載しましたので是非チェックしてください。サイトも大変イカれた仕上がりとなっております。https://t.co/O7PPurOpM0 pic.twitter.com/ShCrHOHuOe
今、大体の(お察しください)原稿が集まったので、それを取りまとめて入稿するために作業している、という段階です。アンソロ主催経験があるのは私だけ? というか、仕事が一番暇そうなのが私だったので、勝手にPMになりました。
私にとって中高の友人たちは、初めてクラシック音楽の作曲家を描いた時に「面白い!」と興味を持って読んでくれた、ありがたい存在です。彼女らがいなかったら私は絵を描くことすらしていなかったと思います。
当時は、モーツァルトとショパンとリストとブラームスという謎の4人組を絡ませてて楽しんでました。史実の流れからすると意味不明の組み合わせなので、もう描けないと思っていたのですが、今回のアンソロ作品では、リストとブラームスの出会いを軸に、4人を頑張って登場させる、という挑戦をしました。サリモツ創作の、少し時代の離れたサイドストーリー的な位置づけです。
高校の同期15人とアンソロジーを出します。私は、リストとブラームスの出会いのお話(16p)を載せる予定です。万が一、アンソロ購入希望の方がいらしたらDM下さい。執筆者窓口限定で販売します。(通販・イベント頒布はありません)
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) October 18, 2018
宜しくお願いします~~ pic.twitter.com/yXWHDbqH5B
歴史創作にとって史実が大正義なのは言わずもがななのですが、時に創作を縛る枷となってしまうんですよね。久しぶりに、自由だったかつての自分の創作を思い出すことができました。
サリモツ創作の話
モツアンソロ原稿(16p)を描いて、バロック本(30p)を描いて、リスブラ原稿(16p)を描いて、ああこれくらいの分量って描きやすくていいなぁと思いました。
2巻を描くにあたって1巻(110p)を読み返してはいるのですが、言いたいことが散らばって塵のように漂ってて、これを踏襲しつつうまくお話を繋げていくのに苦労してます。ネームは難産でした。
一応、回収できる見込みのある伏線(もどき)しか張っていないので、風呂敷が爆発四散する心配はないのですが、それにしても読みづらいなぁと感じます。プロットや自分の原稿を見直しすぎて、純粋な読者視点でどう見えるのか、最早全く分かりません。まあ、よくあることですよね。
今自分を悩ませているのは…
・そもそも史実ベースで書こうとするとサリモツというCPを成立させることが非常に困難になる。二人とも結婚してるし。BLって何だっけ…。
・モツ没からお話が始まってるので、サリモツを描こうとすると強制的に回想シーンになる。たまに回想の回想が入る。時系列がカオス。
・モツ没から始まってる割にはモツ目線のモノローグとか出てきて、人称がぐちゃぐちゃな小説を書いてる気分になる。
・純粋に描きたい場面が多すぎる。筆速と筆力が追いつかず、心情説明がモノローグ頼みになる→鬱陶しくなる。
・モツに愛憎抱いてるサリ先生が好き VS サリ先生は安定した地位を得てるのでモツ→サリの一方通行な愛憎が渦巻いてるのも好き →混沌
というわけで、ぐっちゃぐちゃのゴッチャゴチャです。いやでも1巻の時点からゴチャゴチャだったな…アーメン。客観的な意見をくれる監査役がほしい今日この頃でありました。
1巻とそれ以降の辻褄を合わせようとして説明に説明を重ねるとくどいし、墓穴を掘っていく気がするので、多少粗はあっても解釈は読んでくださる方に任せて、直感的な描写をした方がいいのかなぁとも思います。難しいね。
2巻は、ハイドンパパとベトベンの出会いのシーンが出てくるのと、31歳&25歳モツの回想シーンが沢山出てくるのが見どころ、の予定です。顔がいい男の人が沢山見れればもういいよね。私も描いてて一番楽しい。間違いない。
このベトベン(20歳)かわいいはやくペン入れしたい pic.twitter.com/Ef4sP5eyCF
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 19, 2018
そういえば、サリモツ本第一巻はお陰様で完売致しました…!
手にとってくださった皆様方、本当にありがとうございます。
かなりの強気な部数を刷ったので、読みたいと思って下さる方には
ほぼお届けできたのではないかと思っているのですが、
一応再販予定はあります。2巻発刊と同時タイミングです。
如何せん分厚くて在庫管理がしにくい品のため、
箔押しなし&本文紙を薄いものに変更 にして、
お値段を少し下げさせて頂こうかと思います…。
初版をお手に取って下さった方には心苦しいのですが、
ご了承頂けますと幸いです。
おわり