仕事で使える最強ツールたち
早いもので、私も入社して5年目です。
PC作業がメインで、これを効率化するツールが大好きなので、今日は仕事の相棒ツールたちを紹介していきたいと思います。
①Typora
もうこれ以外で文章書けない。マニュアルとか議事録とか残すなら絶対全部これ。
Markdown形式の見た目のままにザクザクと文章が書けます。
Wordだと、見出しの文字の大きさ変えたり段落整えたりするのに何回もクリックしないといけないですよね。でもこれならキー操作ワンタッチで見出しやツリー構造を作れちゃうんです。PDF出力すると…美しい…。
それに…HTMLタグが使える!!!!うおおおおお俺たちは!!!
イニシエのHTML手打ち同人女!!!!!!
②Fences
会社だと、デスクトップにアイコンをズラーーーッと並べて、「えっとあのファイルどこだっけ」とかやってる人たちがたくさんいる。
本当はデスクトップにアイコン一つも置きたくないけど…流石にそこまではできず、このFencesというツールでアイコンを整理しています。有料だけど、その価値がある。
③ファイラー、ランチャーツール
私はOrchis、CLaunch、Executorというのを使っています。使い分けは…
Orchis
左→右クリック起動。よく使うフォルダ配下をそのまま全部表示
CLaunch
マウスグリグリ起動。よく使うファイルやフォルダを登録してアクセス
Executor
Win+Z起動。アプリの頭文字を打ち込むと起動。キーボードで完結
会社の共有フォルダ構造が鬼深すぎるからね。こういうの使わないとやっていけない。
起動方法は勿論設定で変えられます。
④Everything
とにかく軽いファイル検索ツール。仕事の資料ってすぐ増えて埋もれるからね。
これ使って掬いだしてます。
⑤Vivaldi
ブラウザです。名前が最強じゃないですか?ヴィヴァルディ先生です!!!!!
Operaの後継ブラウザだそうです。私はChromeより使いやすくて好きです。
ブックマークページに「ニックネーム」をつけると、アドレスバーにニックネーム打つだけでそのページを起動できます。マウス操作ダルい人にはとっても良いです。
⑥Clibor
クリップボード拡張。テキストのコピー履歴を残してくれる。
もうこれ無しじゃ生きていけない。コピペするのに行ったり来たりする手間がめちゃくちゃ減ります。Ctrlキー2回連打で起動。
こんなところです。
あと、仕事でもPhotoshopとIllustratorは相棒です。
この2つの永久ライセンスを獲得するために大学生になったと言っても過言ではなかった。今タイムスリップできるなら、Adobeの永久ライセンスを爆買いしたい。
今は永久ライセンスないもんね…。辛い。
まあ、何だかんだ言ってPowerPointが右腕です。
私はデザインセンスないけれど、見やすいパワポを作るのは得意なので、
会社のクソダサデザインを駆逐することだけをモチベーションに仕事してます。
真っ赤から真緑のグラデーション矢印とか、ピンクから黄緑のグラデーションボックスとか、黄色いボックスに青の枠線つけてドロップシャドウつけて中の文字色は真っ赤だったり、そういうの本当にやめてくれ。年中クリスマスかよ。
おわり
ブログの話
過去のブログ記事を見てみると、2010年には100件近く記事を書いてるんですよね。
書きすぎでしょ…4日に1記事は書いてやがる…。
確か、2010年は私がオフ同人デビューした年でした。
最近は同人イベントに参加する時に告知として更新するぐらいで、とはいえこのブログ自体は告知として機能している訳ではなく、もっと自由に書いていいんですよね。宣伝はTwitterでやればいいし。
過去には「おひさwwwwwwww」みたいなタイトルの記事とかあって、めっちゃイラッとしました(笑)
ところでこのブログ、一番アクセス数が多いのは7年前の「手書きMADメイキング」なんです。Googleで「手書きMAD メイキング」と検索するとこのブログがヒットしてくるらしく、結構見てくださる方がいるみたいです。
とはいえ…本当にこれ読んで手書きMAD始められるの?ってくらいマニュアルとしては雑な作りしている記事で、なんだか申し訳なくなります。
まあ、何気なく書いた記事が誰かの参考になることもあるのだなぁと思って、気楽にやっていこうと思います。
そうですね…近い内に『私の考える最強のコマ割り法』とか『仕事で使える最強ツール』みたいなの更新したいなと思います。
おわり
コミティア128参加しました
こんにちは、つぁーこです。
先日、コミティア128に参加させて頂きました。
スペースまでお運びくださった皆様方、本当にありがとうございました。
お話できて嬉しかったです!!!改めて思うのですが、わざわざ遠いイベント会場のごった返した中の自分のスペースまで来て頂けるのって、すごくない?メシアか…。
差し入れくださった方もありがとうございます!しばらくこれで生きていけます^^
ちなみに今回の設営は、前回から少しスタイルを変えました。
設営が短時間で終わるのと、本をお渡ししやすかったのと、帯が見やすくなったのとで、自分的に満足しています。次からもこのスタイルで行こうと思います。
イベントで(嬉しい?)誤算だったのは、思った以上にサリモツ本の第1巻をお手にとってくださる方が多かったということです。結果、第1巻の持ち込み在庫を切らしてしまい、ご興味を持って頂いたのにお渡しできない、という状況もありました。
1巻、2巻ともに通販の在庫がありますので、よろしければそちらをご利用ください。
何にせよ、無事新刊を出すことができて本当に良かったです。それもこれも、1巻をご購入くださった皆様、さらには続きを読みたいとお声掛けくださった皆様のおかげです。
原稿中の自分のツイートを読み返すと、半年以上に渡って原稿の苦しみのツイートしかしてなくて、よくこれでリムられなかったな…って思ってます。もう少しスマートに新刊を出せないものか…。原稿大変だったので、1巻に頂いたご感想を何度も何度も読み返しながら踏ん張りました。
厚かましいお願いではございますが、2巻についてもご感想を頂けますと、3巻発行の力になります。選択式のご感想、キャラ投票だけでもいいので、気軽にポチッとお寄せ下さい。勿論、コメント頂けますと飛び上がって喜びます。
宜しくお願いします!
おわり
イベント参加のお知らせ
こんにちは、つぁーこです。
サリモツ本第2巻を無事脱稿しまして、不備がなければイベントに出せるというとこまで漕ぎつけました。こちらで、イベント参加についてお知らせさせて頂きます。
イベント参加概要
5月12日(日)開催 COMITIA128
東京ビッグサイト 青海ホールA スペースNo. あ23a
Purple Harpというサークル名で参加します。
COMITIA初の青海ホール開催です。青海と青梅はよく間違えると言いますが、本当に間違えないように気を付けないと…って思ってます(笑)
今回のCOMITIAは、4000サークル募集のところ5900サークルが殺到したとのことですが、無事受かって本当に良かったです。結局5000サークルくらい受かったのかな?
↑のサークルカットを描いた時点で「新刊用意するから落とさないで…!」って心の中で叫びながら当落を待ち構えました。良かった…。
新刊紹介
大変お待たせいたしました。サリモツ本第2巻をCOMITIA128新刊として発行します。是非、新刊サンプルをご覧ください。
【新刊サンプル】秀才サリエリ×天才モーツァルト。毒殺説に埋もれた二人の音楽家の友愛物語、第二編。1巻に引き続き、B5サイズ104頁という大ボリュームです。冒頭24p程度を支部にアップしましたので併せてご覧ください(ツリー下にリンクあり)。【5月12日発行予定、COMITIA128 あ23a】 pic.twitter.com/j6UtiY6heQ
— つぁーこ@ベタ24ティアあ23a (@czarco_rubato) 2019年5月3日
また、Pixivに冒頭の第4章(24P)を掲載しました。第4章で、1巻(第1~3章)の内容を振り返っておりますので、ご確認頂ければと思います。
BOOTHにて通販予約の受付も開始しましたので、ご利用ください。
ちなみに、完売した1巻は同タイミング(5月12日)に再販予定です。こちらもBOOTHで通販予約を受け付けております。在庫管理の関係上 大量に刷ることができず、装丁をオフセット→オンデマンド、箔押しあり→なし に落とすことにしたのですが、ご了承ください。
昨年7月にプロットを始め、9月からネームを始め、やっと新刊として出せるというところまで来ました。間にモーツァルトアンソロ、バロック本、高校の同級生たちとのアンソロを挟み、気づけば1巻を出してから1年2ヶ月という歳月が過ぎてしまいました。サリモツ本をお待ち下さっていた方には申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。拙いながら、モーツァルトとサリエリへの愛を沢山詰め込みましたので、お手に取って頂きましたら幸いです。
創作語りなどは、また日を改めてダラダラと語れればなと思います。
おわり
サリモツ原稿中&おバズり申し上げ事変
こんにちは、つぁーこです。
前回の記事を書いてから、8月に夏コミに参加してバロック本を出し、
突発で立ち上がったアンソロジーに参加することになってアンソロ原稿を書き、
遠回りしてようやくサリモツ本2巻の原稿に取り組んでいます。
サリモツ本は続き物ということもあり、
続きが読みたいというお声を頂くこともあるのですが、
お待たせしてしまってすみません。
3月のJ庭で出したいと考えていますので、応援頂ければ嬉しいです!
かなりスケジュールきつきつなので、もしかしたら5月になってしまうかも…。
がんばります。
アンソロのお話を少しします。
8~9月に描いていた原稿は、高校の同級生たちと突発で立ち上がったアンソロ企画のための原稿です。高校の同級生たちとは、10年前に「大学受験前にアンソロ出そうぜ」と盛り上がって本を書いた経緯があるのですが、10年ぶりに第二弾を出そうと思い至り、本を出す運びとなりました。ちなみに母に「高3の時に実は(受験勉強そっちのけで)漫画描いてた」と言ったら、「当時知ってたら憤死してた」って言われました。草。
企画当初からイカれたパワーワードを錬成しまくる友人たちでしたが、脱稿前(=PMに原稿を送付する前)は特に怨嗟の言葉が飛び交い(大体トマートゥの人のせい)、それを奥付けとしてまとめて呟いたらバズりました。
高校の友人たちとアンソロ作ってて、締め切りまであと24時間なんだけど、阿鼻叫喚過ぎてめちゃ面白い。奥付を発言集にした pic.twitter.com/Qzp9LxNkJx
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 10, 2018
こちら、鉄壁の理性でエロさを抑えた"エロ担当"による大変可愛らしい表紙となっております。題字を担当したのは、ダサさの追求に余念のない"永遠のロリ"です。
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 11, 2018
告知サイトに掲載しましたので是非チェックしてください。サイトも大変イカれた仕上がりとなっております。https://t.co/O7PPurOpM0 pic.twitter.com/ShCrHOHuOe
今、大体の(お察しください)原稿が集まったので、それを取りまとめて入稿するために作業している、という段階です。アンソロ主催経験があるのは私だけ? というか、仕事が一番暇そうなのが私だったので、勝手にPMになりました。
私にとって中高の友人たちは、初めてクラシック音楽の作曲家を描いた時に「面白い!」と興味を持って読んでくれた、ありがたい存在です。彼女らがいなかったら私は絵を描くことすらしていなかったと思います。
当時は、モーツァルトとショパンとリストとブラームスという謎の4人組を絡ませてて楽しんでました。史実の流れからすると意味不明の組み合わせなので、もう描けないと思っていたのですが、今回のアンソロ作品では、リストとブラームスの出会いを軸に、4人を頑張って登場させる、という挑戦をしました。サリモツ創作の、少し時代の離れたサイドストーリー的な位置づけです。
高校の同期15人とアンソロジーを出します。私は、リストとブラームスの出会いのお話(16p)を載せる予定です。万が一、アンソロ購入希望の方がいらしたらDM下さい。執筆者窓口限定で販売します。(通販・イベント頒布はありません)
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) October 18, 2018
宜しくお願いします~~ pic.twitter.com/yXWHDbqH5B
歴史創作にとって史実が大正義なのは言わずもがななのですが、時に創作を縛る枷となってしまうんですよね。久しぶりに、自由だったかつての自分の創作を思い出すことができました。
サリモツ創作の話
モツアンソロ原稿(16p)を描いて、バロック本(30p)を描いて、リスブラ原稿(16p)を描いて、ああこれくらいの分量って描きやすくていいなぁと思いました。
2巻を描くにあたって1巻(110p)を読み返してはいるのですが、言いたいことが散らばって塵のように漂ってて、これを踏襲しつつうまくお話を繋げていくのに苦労してます。ネームは難産でした。
一応、回収できる見込みのある伏線(もどき)しか張っていないので、風呂敷が爆発四散する心配はないのですが、それにしても読みづらいなぁと感じます。プロットや自分の原稿を見直しすぎて、純粋な読者視点でどう見えるのか、最早全く分かりません。まあ、よくあることですよね。
今自分を悩ませているのは…
・そもそも史実ベースで書こうとするとサリモツというCPを成立させることが非常に困難になる。二人とも結婚してるし。BLって何だっけ…。
・モツ没からお話が始まってるので、サリモツを描こうとすると強制的に回想シーンになる。たまに回想の回想が入る。時系列がカオス。
・モツ没から始まってる割にはモツ目線のモノローグとか出てきて、人称がぐちゃぐちゃな小説を書いてる気分になる。
・純粋に描きたい場面が多すぎる。筆速と筆力が追いつかず、心情説明がモノローグ頼みになる→鬱陶しくなる。
・モツに愛憎抱いてるサリ先生が好き VS サリ先生は安定した地位を得てるのでモツ→サリの一方通行な愛憎が渦巻いてるのも好き →混沌
というわけで、ぐっちゃぐちゃのゴッチャゴチャです。いやでも1巻の時点からゴチャゴチャだったな…アーメン。客観的な意見をくれる監査役がほしい今日この頃でありました。
1巻とそれ以降の辻褄を合わせようとして説明に説明を重ねるとくどいし、墓穴を掘っていく気がするので、多少粗はあっても解釈は読んでくださる方に任せて、直感的な描写をした方がいいのかなぁとも思います。難しいね。
2巻は、ハイドンパパとベトベンの出会いのシーンが出てくるのと、31歳&25歳モツの回想シーンが沢山出てくるのが見どころ、の予定です。顔がいい男の人が沢山見れればもういいよね。私も描いてて一番楽しい。間違いない。
このベトベン(20歳)かわいいはやくペン入れしたい pic.twitter.com/Ef4sP5eyCF
— つぁーこ@サリモツペン6/92 (@czarco_rubato) November 19, 2018
そういえば、サリモツ本第一巻はお陰様で完売致しました…!
手にとってくださった皆様方、本当にありがとうございます。
かなりの強気な部数を刷ったので、読みたいと思って下さる方には
ほぼお届けできたのではないかと思っているのですが、
一応再販予定はあります。2巻発刊と同時タイミングです。
如何せん分厚くて在庫管理がしにくい品のため、
箔押しなし&本文紙を薄いものに変更 にして、
お値段を少し下げさせて頂こうかと思います…。
初版をお手に取って下さった方には心苦しいのですが、
ご了承頂けますと幸いです。
おわり
8月11日(土) C94 参加概要
こんにちは、つぁーこです。
Blogでの通知はすっかり遅くなってしまったのですが、
無事、夏コミC94にスペースを頂戴することができました。
参加概要
C94(2日目) 8月11日(土) 西2ホール う-34a 『Purple Harp』 です!
頒布物
新刊サンプル
以前の記事にも書きましたが、今年はバッハ・ヘンデル・スカルラッティ
生誕333周年でして、お祝いの本を新刊として用意することができました!ヨカッタ
また、2016年に発行したバロック本(2冊目)もサイズをA5に変更して再販しました。
今年こそ絶対に夏コミに参加したい、と考えていたので、
無事にスペースを頂けて本当に嬉しいです。
是非、スペースまで遊びに来て下さい(*˘︶˘*).。.:*♡
今回たまたま配置が島角だったので、とても嬉しいです。
なにせ既刊が分厚くて分厚くて、搬入量多くはないのにダンボールだけは
無慈悲にかさばっていくので、スペースに出し入れしやすい島角はありがたいのです。
毎回自分に言い聞かせてますが、これからサリモツ本が巻数重ねるにつれ
カサが増えていく未来しか見えず、どうするんでしょうね…( ˘ω˘)※無計画
A5にすればよかったかもしれない、でもB5が好きなんだ…。
サリモツ本は、現在は2巻のプロット&ネーム作業を進めており、2018年冬コミはかなり厳しいですが2019年3月のJ庭には出せるように原稿作業を進めていく予定です。
やっぱり120pくらいの分量にはなりそう…。
それでは、コミケの開催を楽しみに待つことに致しましょう。
皆様も、暑さにはくれぐれもお気をつけ下さい!!
よく寝て元気に参加しよー:D
おわり
苦手と歩み寄れたら世界が広がった という話
以前、『サリエリのコンテンツ化に対して思うところ』という記事を書き、
色々な方に見て頂きました。
その記事の中で私は、「サリエリをコンテンツ化したソシャゲが地雷となった」と書きました。最近、その苦手意識を払拭したとは言わないまでも、随分と緩和することができたので、そのことについて書こうと思います。
まず、以前の記事で2次創作をしてる方々に向かって「キャラをコネコネしてる」だとか、「史実をソシャゲにトッピングしてる」とか、散々に書いてしまって申し訳ございませんでした。失礼なことでしたし、私の見苦しい様子を見せてしまい、すみませんでした。
以前の自分に「コラ」と言いたい気持ちはありますが、該当記事は消さずにそのまま残しておこうと思います。何故なら、大メディアと自分の適切な距離を探るにあたり、「まず拒否反応が生じて反発を示す」という過程は避けられなかっただろうと考えているからです。それを無かったことにすれば、不自然になると思われるからです。
苦手意識が緩和したきっかけは、ミュージカルの「MOZART!」を鑑賞したことだったと思います。ジーンズ生地のコートに首元の見えるシャツという、現代風の出で立ちで演出される青年モーツァルト。私はこのミュージカルを見る以前、「解釈違いが甚だしかったらどうしよう」と考えビクビクしていました。鑑賞してみたらそんなのは全くの杞憂で、素晴らしい劇だったと思います。感動しました。
モーツァルトの演出に、史実との矛盾がないこと。独創的であること。とても深く多様に描いていること。けれど、「モーツァルトをもっと深掘りしたらあと100時間あっても足りないだろうな」と思ったことで、モーツァルトという存在の可能性を感じました。
自分の創作もまた、モーツァルトという存在が許している多様性の一角に住まわせてもらってるんだ。そう感じたら、荒波のごとく感じられた大メディアも、多様性を生み出す一つのプレーヤーに過ぎない、と捉えられるようになりました。
以前の記事にも書きましたが、サリエリという作曲家は、生前の風聞・プーシキンの劇・映画…と、大メディアにぶった切られ続け、毒殺説の犯人というコンテンツに成り下がることを余儀なくされてきた不運の人、という側面があると思います。
私は、某メディアがその新しい切り口になることが怖かった。1つの巨大なうねりによって強制的に1つのイメージに固定されるのではないかと。けど、多様になるというのはその不運を打開するためにいいことですよね。それに、そのメディアの愛好者たちは巨大なうねりではなく、1人1人がいて、きっかけは何にせよ「史実のサリエリという人物が気になる」と声を上げる人たちがいて、書籍復刻の力となって、キャラクターと人物とを好きである人たちがいる。そんな当たり前のことが見えてきて、気づけば苦手感は相当に薄まっていました。
それに、サリエリ愛好家が100人から100万人になったところで、コンテンツとして消費され尽くされる、なんていうことにはきっとならないのだと思います。何百時間かけてもモーツァルトの人生を表現しきれないのと同じで。
今では、以前の苦手意識、地雷感を克服できて本当に良かったと思っています。サリエリのことについてお話できる人と繋がれて、楽しく過ごしています。まだ、ガンガン行こうぜ的な勢いには慣れないので、距離を調整しながらですが、交流を広げていけたら嬉しいです。
おわり